水木杏子といがらしゆみこの原作による大ヒット少女漫画『キャンディ・キャンディ』の劇場アニメ版、その第三弾。 看護婦の少女キャンディス(キャンディ)・ホワイト・アードレーは、夏休みを利用して友人の若者たちステア、パテイ、アニー、アーチーらとロッキー山脈へハイキングに出かけた。だが突然の嵐に出くわし、一同は森の中へ避難。そこでキャンディはかつてのボーイフレンド・テリィことテリュース・G・グランチェスターのことを思い出す。やがて雨が上がり虹の出る空の下に出た一同は、山の中で可愛い小熊に対面。思わず抱き上げるキャンディだが、今度は眼前に大きな親熊が……。 15分と短い本編だが、内容は劇場版第二弾と同様、新作オリジナル。やはり一部の回想シーンに、ベースとなるTVアニメ版からの映像を流用している。夏の「東映まんがまつり」の中で公開。
水木杏子といがらしゆみこの原作による大ヒット少女漫画『キャンディ・キャンディ』の劇場アニメ版、その第二弾。 看護婦として働く少女キャンディス(キャンディ)・ホワイト・アードレーは、自分が養育された孤児院ポニーの家に久しぶりに足を向けた。院長ポニー先生たちとの再会を喜ぶキャンディだが、彼女はそこで父を亡くして施設に来たばかりの少女キャッシーに出会う。まだ周囲に溶け込めないキャッシーは、むかしキャンディ自身がよく登った大木「お父さんの木」の上でひとりたたずんでいた。そんなキャッシーにキャンディは自分の生い立ちを語り、明日を前向きに生きるよう励ます。 大好評のTVアニメシリーズと同じ世界観の劇場版で、前作の映画がそのTV版の再編集版だったのに対し、今回は初のオリジナル新作の劇場版。ただしキャンディの回想の中に、TV版の映像は相応に用いられている。春休みの「東映まんがまつり」の中で公開された。