札幌を中心に活動する5人組実力派バンド「GYROAXIA(ジャイロアクシア)」。 東京進出が決まった彼らだが、絶えず意見は衝突し、まとまりきれずにいた。 そんな中、突如ネットに流れる「GYROAXIA 解散」の噂。 困惑し離散していくメンバー。 一方、Vo.旭 那由多は自分を捨てた父 伊龍恒河と過ごした幼少期を思い出し、なぜ自分がバンドにこだわり音楽を続けているのか、探そうとするのだが…
函館の大学に通う、内気な性格の大学生・七星 蓮。 幼い頃に見たライブステージの熱狂を忘れられず、その正体を探す日々を送っていた。 そんなある日、一人カラオケで歌う蓮を、同じ大学に通う結人と航海が見つける。 ボーカルを探していた二人は、蓮の歌声に衝撃を受けた――― 一方、札幌で絶大な人気を誇る実力主義若手バンド「GYROAXIA」。 そのボーカルであり、バンドの支配者である「旭 那由多」は自分の音楽だけを本物とし、 バンドメンバーには演奏力のみを要求する。 そんな那由多は、蓮の歌に何かを感じ、次第に意識しだしていく―――