1995年から18年間「週刊ヤングマガジン」で連載され、単行本の発行部数は累計4860万部を突破、テレビアニメ化や実写映画化もされて人気を博したしげの秀一による「頭文字D」を、新たにアニメーション映画化した3部作の第1作。群馬県赤城山を拠点とし、優秀なメンバーを多数抱える「赤城レッドサンズ」の高橋啓介は、秋名山の峠下りで謎のパンダトレノ(AE86=ハチロク)に抜き去られてしまう。その勝負を目撃していた地元の「秋名スピードスターズ」は、赤城レッドサンズから交流戦を持ちかけられ、ハチロクと対戦したいと指名される。秋名スピードスターズのリーダー・池谷は、かつて「秋名最速の走り屋」とうたわれた藤原とうふ店の店主・藤原文太の存在を知り、交流戦に参加してくれるよう頼み込むが……。主人公・藤原拓海に宮野真守ほか、キャストも過去のアニメシリーズから新たにし、アニメーション制作はサンジゲンとライデンフィルムが担当。音楽を元「レベッカ」の土橋安騎夫が手がけた。
しげの秀一の人気コミック「頭文字(イニシャル)D」を新たにアニメーション化した劇場版3部作の第3部。いまや最も注目される走り屋となった藤原拓海。当初は走り屋の自覚もなく、家業の豆腐屋の手伝いで乗っていたハチロクにも、峠のバトルにもさして興味を抱いていなかった拓海だったが、赤城最速の男・高橋涼介とのバトルを前に闘争本能が芽生え、自分の中の変化に気付いていた。一方、沈着冷静な論理派の涼介はハチロクの弱点を見抜き、バトルに向けて愛機・FC3Sの最終調整に取りかかる。そして、2人が対決する運命の日が訪れる。
これまでにもアニメ化や実写映画化されてきた、しげの秀一による人気コミック「頭文字D」を新たに3部作でアニメーション映画化した「新劇場版」シリーズの第2部。「赤城レッドサンズ」の高橋啓介を下した「秋名のハチロク」の存在は、瞬く間に走り屋たちの間に知れ渡り、腕に覚えのある走り屋たちが続々と秋名に集まってくる。しかし、当の藤原拓海は「走り屋」と言われても戸惑うばかりで、周囲の熱狂からどこか浮いていた。そんなある日、調子に乗った親友の武内樹が「妙義ナイトキッズ」の中里毅の挑戦を勝手に受けてしまい、拓海は380馬力にチューンしたGT-Rを駆る中里と対戦することになる。