成績優秀で世渡り上手な高校2年生・矢口八虎は、悪友たちと遊びながら、毎日を過ごしていた。 誰もが思う“リア充”……そんな八虎は、いつも、どこかで虚しかった。 ある日、美術室で出会った1枚の絵に、八虎は心を奪われる。 「絵は、文字じゃない言語だから」 絵を通じてはじめて正直な気持ちを表現できた八虎は、美術のおもしろさに目覚め、衝動のままにスケッチブックへ向かっていく。 そして八虎は、ついに進路を固める。 「第一志望 東京藝術大学」 実質倍率200倍、入学試験まで、あと650日——! 国内最難関の美大を目指して青春を燃やす、アート系スポ根物語、開幕!
──全てを賭けて挑め。いくぞ、才能の原石共よ 時代を変えるのは俺たち“ブルーロック(青い監獄)”だ── 日本をW杯優勝に導く世界一のストライカーを育てるため、 日本フットボール連合は“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクトを立ち上げる。 プロジェクトに招待されたのは300人の高校生。 しかも全員FW(フォワード)。 脱落すれば将来、サッカー日本代表へ入る資格を失うという極限状態の中、 選ばれし才能の原石たちは、ストライカーとしてのエゴを次々と覚醒させていく。 時に他人を蹴落とし、時に自らの進化を以て、 過酷なセレクションを生き残ったのは35人。 エゴが渦巻く熱狂のサバイバルを乗り越えた彼らは、 “ブルーロック(青い監獄)”プロジェクトの存続を賭けて、 U-20日本代表との史上最もイカれた大一番(ビッグマッチ)へと挑む! 今、己のエゴを世界に刻むため、自らの手で運命を変えるため、 史上最もアツい戦い(試合)が始まる。