高校3年生の夏。 それは部活を引退し、進学を目指す学生にとっては本格的に受験が始まる人生の大きな転換期。 人生の大半をバスケに捧げ、 北海道という厳しくも豊かな大地で仲間と共に青春を過ごしてきた鹿原明日架もその時を迎えようとしていた。 ―これは、かけがえのないものたちを胸に抱きながら、“365日の先にある明日”に向かって踏み出す少女のお話。
「暗殺教室」卒業から7年後、翌年にはクラスメイトが賑やかに集うはずの旧校舎に、特別な想いでひとり訪れる渚。しかし、誰もいないはずの教室には、すでに先客がいた。この教室で共に成長した業だ。それぞれの道で始まる新たな挑戦を目前に、ふたりはこの教室で得たものを確かめ合っていく。あの特別な1年に、彼らは何を感じていたのか。そして、今こそ分かる、殺せんせーの想いとは…。