动漫介绍
異才アニメーター・瀬尾光世が日本漫画映画社で企画製作した、当時(1949年)としては大作の中編アニメ。
狐の王国に王子が誕生。だが王子には、あるべきハズのシッポが無かった。これを気にかけた重臣たちは、国民の狐全員に、今後シッポを王子の前で見せてはならないとお告げを出した。そうとは知らぬままシッポが無いのを当たり前に育つ王子だが、やがて彼はこのカラクリに気がついてしまい……。
「裸の王様」ほか『アンデルセン童話』の諸編を下敷きにした内容。当時としては多数のアニメーターと作画枚数を導入し、その一方、資金難で何度も中座しかけたもののどうにか完成。さらに47分の本編を33分にカットして公開を待っていたが、内容が左翼的(当時の言葉で「アカ」)だと配給の東宝に認定され、オクラ入りの憂き目にあった。瀬尾はこれを理由にアニメ界を去り、そんな多くの逸話を残す作品である。